さあ、何から書こうか……。
本番までの数日間で、山のような出来事が鬼のようにあり、どこから何を書けばいいのかわかんない(汗
今年の大会は、様々なアクシデントが多かった。
中でも一番きつかったのは、やっぱ「台風14号」の接近だな。
こればかりは「自然現象」なわけだから、ちっぽけな我々人間ではどうすることも出来ない。状況の変化に身をゆだね、その状況によって対応を変化させるしか術がない。
大会当日にドンピシャで愛知県に最接近って当たりすぎでしょう(汗
参加者も不安だわさ、実行するのかしないのか、実際何処まで実行出来るのか、様々な状況を想定し、何処で、誰が最終判断を下すのか。
そしてその対応は。
結局深夜過ぎまで事務局で様々な意見が交わされた。
と同時に、準備作業も行うわけで、これには結構参ったかな〜。
ただ、前々日入りだった海外ダンサー達は、無事に飛行機も飛び、若干アクシデントはあった物の、無事にみんな日本に到着。
一番最初に入ったのが、ドイツのジャッジ「STORM」。
このSTORMの来日は、俺にとってはかなり嬉しい来日だった。
色んな思いがあり、色んな出会いがあり、色んな事実があり、そして2年越しで叶った来日だっただけに、ホテルに到着し出迎えてSTORMの顔を見た瞬間は、かなりやばかった(笑
マジでSTORMには「ビッグ・リスペクト」。
前日に行ったオリエンテーションの後には、STORM、Y-NOTと3人で深い話も出来。
お互いの考えていること、見ている物を共有でき、お互いの意見を交わし、それぞれに理解をしあえ、お互いを深く知り合えることで、より深い絆を結ぶことが出来た。
ただ単に「有名なB-Boy」や「凄いダンサー」とかという表面だけの物ではなく、その人間の生い立ちというか、生きてきた人生からみたダンスとの関わり。そんな深い話をすることが出来た。
いや〜楽しいなあ。
Pockemon Crewは色々事情があって2手に別れて入国。その先陣で名古屋入りしたのがLilou。
まず彼が単独で成田に入り、そこから新幹線で名古屋入り。
11月末に開催されるRed Bull BC ONEのプロモーションも兼ねての来日になったLilou。その為彼だけが別便で到着した。
で、お互いの顔を知っているのが俺だったので、新幹線名古屋ホームまでLilouを迎えに行くことに。
乗車した便名と車両番号、席番号を東京から送ってもらって迎えに。
Lilouとは一昨年のRed Bull BC ONEで初めて会い、今までゆっくりと話をしたことはなかったのだが、彼は俺のことを覚えていてくれ、ホームで直ぐにお互いを認識し合い再会に喜んだ。
同じタイミングで、Pockemon Crewの他のメンバーもセントレアに到着し、ホテルへ向かっているとの情報が入る。
Lilou以外のPockemon Crewのメンバーと会うのは初めて。メンバーは飛行機のトラブルがあり到着が予定よりも大幅に遅れるという精神的にも、肉体的にも余分な疲労が重なり、かなり疲れた様子での到着となった。
そして、韓国からT.I.P CREWが到着。
今年は、T.I.P Crewにとってある意味「試練」の年となってしまった。
その為、ベストメンバーとは呼ぶには厳しい状況で、しかもディフェンディングチャンピオンとして、また3連覇という重荷を背負ってやってきた彼ら。
でも、いつものように明るい彼ら。
特に毎年来ていて今年はリーダーとしての責務を背負う「B-Boy Frog」は、色んな思いをもっているだろうけれど、本当に気さくで明るい。
しかも、日本語上手くなってるし(笑
そして一番最後に到着したのがアメリカ代表のSKILLMETHODZ。
以前も書いたけれど、ここのメンバーのABSTRAK(http://www.abstrakdance.com)。実は、New York時代に一緒に練習していた後輩だと言うことが判明し、大方10数年ぶりの再会。
車から降りてきたメンバー。最初にハグをかわしたのが「TEKNYC」。
彼とは、初対面なんだけど、twitter(http://twitter.com/ddwgp/)で繋がっていて、何度か言葉を交わしている。
そしてABSTRAK!!
いや〜〜マジで感激やね。
全ての受け入れ業務を終え
「お腹減った〜〜〜」というSKILLMETHODZとアメリカのジャッジY-NOTとホテルにほど近かった「世界の山ちゃん」へ遅い晩飯を食いに行く。
大会当日は、前日の様々な懸案事項が嘘のように、風どころか雨すら落ちない天気。
曇り空で、若干気温も低く、熱いバトルを展開するB-Boyにとってはある種ベストな状況。
結果、SKILLMETHODZは初戦敗退。しかし、彼らのグルーブは、今回参加してくれたB-Boy達に、大きな感動と、リスペクトを残してくれた。
ベストメンバーで望めなかったT.I.P Crewもトップ3に入ることが出来なかったけれど、彼らなりに学ぶこともあったようで、これからの活躍の一つの分岐点になった気がする。
そしてPokemon Crew。Lilou初め、メンバー達の異次元のムーブはみんなを魅了し、見事優勝!
そして、やっぱ頑張ったのは日本勢。
2位Mortal Combat、3位ALL AREAという結果は、日本のクルーのスキルの向上がもたらした結果。
しかも、日本のCREWは海外選手に比べて予選でバトルをした上だから、かなりのハンディーがある。それでも、ここまで食い込んでくると言うのは、それだけ精神面、体力面で世界のB-Boyに並んできている証拠。
DDWGPはかなりキツイ条件(バトル)をクリヤーしなければならないわけだけど、それでもこういった結果を残してくれるクルーがいるというのは、本当に嬉しい。
特に、決勝戦の「Pokemon Crew ×Mortal Combat」の一戦は、あのMortal Combatの限界状態にありながらも、前向きにくってかかる闘争精神には
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