上海万博紀行3日目帰国の途(8月7日)

いよいよ最終日。

全ての呪縛から解かれ(爆)、流石にゆっくりと深い眠りだった。

朝7時に目が覚め、疲労がピークな状態での昨夜の飲みだったためか、若干アルコールが分解し切れていない感が有る。
相変わらず、ホテルの外では太極拳をやっている団体がいる。そんな風景を眺めつつ、ゆっくりとタバコを吸う。

なんか、昨日までと全く違う時間が流れているのを感じる。

今日はただ日本へ帰るだけのスケジュール。
あれして、これした、あれもやっておかなければ、あれはどうなってるんだ…..。そんな心配が一気に無くなったからだろうなあ。

Yo-Heyはまだ夢の中。
寝ている間に俺は先にシャワーを浴びることに。久しぶりにバスタブに湯を張って入る。
流石にねえ、今日は身体がパンパン。特に足がヤバイ。

やっぱ、本番の一発は、緊張や、ここぞの一発の爆発力やら色んな意味で身体にかなりの負担をかける。

実は、昨夜の本番中、後半に入った頃に、左の膝周りが故障をした模様。
古傷を抱える左膝。踊っている最中に、一瞬「膝が抜けるんじゃないか」という嫌な感覚に襲われ、最後まで踏み込めなかった箇所があった。

そして今朝は案の定、左の膝に水がたまっている。

十数年前に左膝を故障し、手術をして以来、疲労がたまってくると膝に水がたまるので、さほど驚きはしないが、やっぱりって感じ。
半月板の周りが少し腫れ上がり、膝を曲げると、膝の裏側に違和感がある。

湯を張ったバスタブに浸かり、足を少しマッサージしてやる。

この年になってくると、流石に身体も悲鳴を上げやすくなる。これから踊りを続けるためにも、メンテナンスは大切な仕事。

シャワーを出て、Yo-Heyも蘇生をしてきたので、朝飯を食いに降りる。

上海で食う最後の朝飯になる。
そしてやはり今日も「お粥」メインの朝食。やっぱうまいよな〜〜。

と、フト目の端に廊下を急ぎ足で歩く男性の姿が目に入る。その男性は、レストランに入ってきて、俺達に向かって真っ直ぐに向かってくる。
ホーユーの水野社長だった。
「おはよう御座います。昨日はお疲れ様でした。」
俺達は全く気がつて居なかったんだけど、どうやら、水野社長も朝食を取っておられ、食事を終えて部屋に戻られる際に、俺達の姿を見つけて、わざわざ戻ってこられた模様。

申し訳ないというか、そんなことをしていただく無くてもと恐縮の極まり。
てか、凄い社長さんだよね。なんか、一気にポイントアップ!

食事を終え、部屋に戻り、最後の荷造り。
9時にはロビーに集合してチェックアウトを済ませて空港に向かわなければならない。

いつも、大型のスーツケースぱんぱんな俺が、珍しく全体の1/4位しか荷物が入っていない。
行きに、MaLくんの「山伏」の衣装が入っていた為、それがおよそ半分近くを占めていたこともあり、それが無くなったからなのと、今回は、全然お土産などを買う余裕がなかったためでもある。

ホテルの前に準備されたタクシーに分乗し、いよいよ空港へ向けて出発。

4月に視察で初めて上海を訪れ「初中国」を体感し、今回来るまでの数ヶ月間、この上海の万博の舞台に立つためだけに時間を費やしてきた。
そして昨日、その全てが完結し、こうやって日本へ向けて上海市内を車で走っている。
なんか、時間にしたらごくわずかな滞在時間なんだけど、もの凄く中身の濃い時間だった。

それ故に、なんだか少し寂しい気持ちもある。
そして、今回のステージのために頑張ってくれたメンバーに、もう少し上海を楽しむ時間を作ってやりたかったなあと、残念にも思う。
まあ、今回は遊びではなく、ショーをするために訪れたわけだから、それはそれで仕方がないんだけれどね。

空港に着き、チェックインを済ませ、フライトロビーまで入ってしまう。
ボーディング時間までみんな自由行動。

まずは、ゲートを確かめるためにみんなでゲートまで行く。
と、ここで問題発見。

俺のボーディングチケットと、他のみんなのボーディングチケットで、搭乗ゲートが違っている…..。
便名や、フライト時間など全ては同じなのだが、搭乗ゲートだけが俺だけ違うのだ……。
みんなのチケットに記載してあるゲートまで行き、場所確認を済ませ、スタッフを探したのだが見あたらないため、後で確認をする事にして一旦解散。

免税店でお土産を買い、フードコートで飯を食い。ボーディング時間の少し前にゲートに集合。

旅行代理店のスタッフも一緒のフライトだったため、彼を伴ってゲートのスタッフの所へ。
スタッフに状況を説明し、なぜこういう事になっているのか問いただす。

俺的には、まあ飛行機にも乗り慣れているし、何かの手違いかシステムの問題だろうと思っていたのだが、俺の問いに対する返答があまりにもお粗末。
プチっと切れた(笑

まあ、この子に言ったところで何もはじまら無いんだけど、ANAの社員としての対応なのか?それってって言う感じだったわけさ。

今回たまたま、団体で、絶対多数でゲート番号が違ったから、俺のがミスだと判断ついたから良かった物の、そうじゃなかったら大問題だよ。
よほどのことがない限り「搭乗できない」と言うことはないだろうし、チェックインを済ませている以上、その人が飛行機に乗らない限り出発をすることはないとは思うけれど。

俺とスタッフのやりとりを横で見ていた旅行会社のスタッフ。
飛行機会社のスタッフの対応がどうにもならないので、旅行会社のスタッフに、この一件は会社に持ち帰って、お客に対する適切な対応をしてくれと預けて、とりあえずこの場を納めることにした。

なぜか昔からANAは好きになれないんだよね〜。

飛行機に搭乗し、帰りは三列シートの真ん中、窓側にYo-Hey。通路側にどこかのオッサン。
しかもこのオッサン。なんか態度デカイというか気分悪い感じのオッサンだった。

まあ、直接何か有った訳じゃないから良いんだけどね(笑

そして2時間のフライトで無事、セントレアに到着!
帰りは、B-Boy SASAとYo-Heyを自宅まで送り届けて、瀬戸の家に無事に戻って来た〜!

流石に疲れた。
こんな日は、やっぱ鉄板で癒やされる食事がしたい。と言うことで、晩飯は「とんこつ名人」へ、大将にお土産を渡しがてらラーメンを食いに行き、家に戻って左膝をアイシングして終了〜〜〜。

企画スタートから10ヶ月。ダンサーが実働し始めてから


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