iPadを使い始めてようやく1週間が過ぎた。
実際に様々な環境でiPadを使用してみての、実録実体験レビューの第2弾。
今回は、やはりモバイルデバイスであるiPadを実際にモバイルでの環境での使用感はどうなのかをレビューして見ようと思っています。
前回のレビューは、家の中。特に作業デスクでの使用感を中心にレビューした。
今回のテスト環境は、出勤途中の公共交通機関内にて、EMobileのPocket WiFiでネットに接続しての使用。
Pocket WiFi自体は既にiPod Touchにて移動実証の使用感は以前レビューしたので、iPadの使用感を中心に書いて行きます。
当初懸念していたのが、やはり、iPod Touchに比べて、画面サイズが大きい為にやりとりするデータ量の増加に伴うアクセスのスピード感。
電車に乗り込み、早速Pocket WiFiを起動。電波を確保できた所でいよいよiPad。
ロックを外した瞬間に、メールの着信音が(汗
その後、Safariを起動してブックマークしてある定点サイトをいくつか、サーフィン。
何処もサクサクと気持ちよくページを見ることが出来る。
当然のことながら、画像などが多数使用されているような、データ量の多いサイトは、それなりに読み込み時間がかかる物の、決して不快なレベルではない。
サイトの閲覧に不満がないのを確認でき、続いて入力関係。
今回の使用は、膝の上に、カバンを置き、そのエッジあたりにiPadを横置きに置き、少しiPadが自分の方に向かって傾斜をしている感じで使用。
ブログサイトを読み込んで実際にブログを書いてみる。
横置きの画面だと、キーボードが縦置きと比べて大きくなる。この状態でのキー入力は、軽快に行える。
iPod Touchだと、長文(ブログ)などは入力のしにくさから、あまり書こうとは思わなかったが、iPadなら問題ない。
当然ブログがOKなら、メールも同じくで、届いたメールにその場で返信を書く。
非常に快適なモバイル環境だ。
ネットPCでも、もちろんそれらは可能だが、気分的にフットワークが軽くない。
ネットPCをカバンから取り出し、画面を開き、起動に時間が少々かかる。いわゆる「準備」であったり、良し使うぞ的な「意気込み」みたいな物が必要になるが、iPadはここが大きく異なる。
カバンから取り出した次の瞬間から次の作業に即移れるという点だ。
終わった後も、スイッチひとつでスリープ状態になってくれ、そのままカバンへ。
このレスポンスは「気軽に使用」出来きある種の「壁」みたいな物を取り除いてくれる。
いわば、ある意味「携帯電話」と同じ感覚だね。
ポケットから取り出し、直ぐにメールをチェックできる「気軽さ」とよく似た感覚。
明るい外光が差し込む車内においても、画面の認識は非常に良く、全く違和感を感じない。
基本として、iPadの本体内に、作成した文章などのデータ保存が出来ないため、ネットを介した外部のストレージサービスを使用する必要がある。
今回、iAppの中から「Dropbox」とMacの「MobileMe (90日フリートライアル)」にサインアップし、外での仕事モードを想定した、テストも行ってみた。
まず、Dropboxは、必要な書類データをあらかじめ自宅のマックからサーバーにいくつかほり上げておいて、そのデータへアクセスを試みる。
Dropboxのアプリを起動し、自分のフォルダーへアクセス。
あらかじめ用意してあったファイルがずらっと並び、その中からエクセルファイル、PDFファイルなど種類の異なるフォーマットへアクセス。
相当でかいファイルだと話は別だろうが、違和感なくファイルを読み込んで表示閲覧が可能。
これはいいや。編集が可能なアプリを入れておけば、気軽にデータの更新が出来る。
続いて、AppleのMobile Me。
現時点で、メインのマックとの同期がOSの関係で出来ないiPad。スケジュールのデータなどがメインマックに入っているため、それらの同期のためにとりあえず90日間のフリートライアルにサインアップ。
しかし「なんだこの快適さは」と言うくらい、スムーズな連携を取ってくれる。
今スケジュールを、メインマックを中心に、iPad、iPod Touchで行っていて、今までは、メインマックと同期させることでスケジュールデータの更新をしていたのだが、このMobile Meは、どこかのデバイスのデータを書き換えてやると、それがMobile Meを介して全てのデバイスの情報を同期してくれる。
これは流石に凄い。
しかし、一般の個人ユーザーが年間1万円近い料金を払って使うのには、少々お高いかな。
年間¥3000くらいなら全然有りだと思うのだが……。
Dropboxも、Mobile Meも、フォルダーを開く感覚で、ファイルをiPad上で表示が出来るのだが、外部のサーバー上のデータをネット経由で読み込んで表示するため、何らかのWiFi環境が必要となるのは間違いなく。逆に言うと、ネット環境がなければ、使い物にならない。
今日もたまたま打ち合わせがあり、2つのストレージに、同じファイルをアップしておき、ミーティング時にiPadを持っていって、その場で書類を確認しながら非常にスムーズに作業が進行した。
ミーティング時に、ファイルを確認しながら打ち合わせ、その場で決まったスケジュールをカレンダーに書き込む。
メールをチェックし、ネットで調べ物をその場で行い、動画をチェックしつつ….。そんな作業をデニーズの机の上にスタンドに立てたiPadを2人で画面を見ながら進める。
非常に効率が良い。
どうしても、PCだと基本的にキーボードを使う人に向けて…というのがあり、1対PCになりがちになるが、iPadだと複数対iPadが自然と成立してしまう。
また、打ち合わせとなると、どうしても大量の資料を持ち運ぶことが多くなるのだが、ストレージにPDF等の必要ファイルをアップしておけば、iPadだけを持って行けば完結してしまう。
今回のモバイルテストを通じ、総体的に感じたことは、以前のレビューでも書いたが「実務作業(デザインを一から作ったり)」を行うのはやはり「メイン機」が主となり、その上で、その資料を外に持ち出しての軽作業及び、プレゼンやミーティングなど今までネットPCが担ってきた作業を、それ以上にスムーズに且つスマートに作業を行うことが出来る。
アプリの切り替えずピードの軽快さがその作業効率を更に向上させ、ストレス無く、作業を効率的に行う事を可能にしている。
また、打ち合わせ等で更新されるスケジュールやToDoなども、その場で情報更新を行い、他のマシーンなどとの連携(共有)を行える点も、非常に有効だ。。
シーンを問わず、場所を問わず、直感的にアクセスできるiPadはネット
PCの域を軽く逸脱した異次元のモバイルデバイスとなることは必至。
後は、iPadの利点を引き出すiAppの充実が更なる飛躍を限るキーでもあるとも感じた。
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