終わったじょ〜〜〜〜!
「長久手古戦場桜祭り」にキッズダンサー達の初舞台!
まだダンスを始めて数ヶ月の子供達が、無事に「初ステージ」を終える事が出来ました!
今毎週火曜日に教えている「長久手ヒップホップダンスサークル」の生徒3人。
サークルに教えに行き始め、この「古戦場桜祭り」に出演するのを前提に集まった子供達だと言うことを知り、まだ全然踊りの「お」の字にもならない子達を1ヶ月後のステージに上げるというかなり無茶な状況を突きつけられ、無理だと断るのは簡単なことだったんだけど、可能性は決して0ではない。
じゃあ、どうすればこの子達に「初ステージ」を踏ませてやることが出来るのか。色々考えた挙げ句に一つだけ方法を見いだし、一か八かでチャレンジした今日の舞台。
当然難しい事は出来るはずがないんだから、見せる舞台を作るのではなく、彼女達が上がれる舞台を作ると言うこと。
その為に、
・彼女たちだけの力では難しいため、N.E.C.のメンバーにサポートに入ってもらって全体の尺の中の1/3だけを彼女達だけの時間に割り当て、後はN.E.C.のメンツが埋める。
・彼女たちの踊る箇所は、彼女たちが「好きな曲」で踊る。
・彼女達の振りは、彼女たち自身が作る。<= 全体の流れや、様々な制約を一切設けない。
とにかくステージに上がって本番を終えるという一点だけに集中する。
それから、1ヶ月。毎週火曜日のレギュラーのレッスンに加え、毎週日曜日に「桜祭り」用のリハーサル日を設定。
レギュラーの練習は、あくまでも「桜祭り」とは切り離した「レッスン」なんだけど、実は、このレッスン、桜祭りのアイデアになるような内容のレッスンにした。
当然それは誰にも伝えず俺の独断でやったんだけど、これまた見事に引っかかった子供達(爆
自分達が踊るところは、あえて「自分達で作りなさい。」と投げ捨てたのは「自分達が踊りたい」「自分達が出来ること」を客観的に自分で見つけ出させるため、一から十まで先生が作れば楽なんだろうけれど、それだと「自分達で作り上げた」という達成感は無い。もちろん「踊りきった」という達成感はあるだろうけれどね。
当然ネタがない彼女たちにとっては「試練」だよね。でも、それをフォローするために「レッスンを使った」わけっす(笑
彼女たちに決して「楽」をさせては成長にならない。
負荷がかかるからこそ、学習し成長する。その負荷のバランスを上手くこちらでコントロールしてやる。
結構ご年配の方が大半を占めるステージで、我々以外の演目は、詩吟や長唄など、完全な古典芸能の発表会(汗。そんな中にポツンと我々のヒップホップのステージがある。完全にアウェー状態(爆
そういう意味でN.E.C.のメンツにとってもかなり過酷なステージだったことに疑いは無く、且つかなり厳しいステージだったと思う。でも、それはそれで勉強であり経験であることに間違いは無い。
今回俺はディレクターとして、ステージに上がるのではなく、完全に裏方に廻った。
音源の制作も担当。最初、N.E.C.らしい結構コアな音源で音を組んでいたんだけど、客層を聞き、少しでもお客さんが心を開いてくれるように、三味線をベースに使った曲で組み直した。
結果としてそれは成功だったかな〜。
朝10時から、町役場の練習室を借り切ってもらい、ここまで出来なかった全員が揃っての全体通しリハを行う。
みんなそれぞれに仕事やら予定がありなかなか一斉に揃う事が難しかったんだよね。
だから基本パートごとに練習&合わせを作り、要所要所で、出入りの確認等々を行った。
俺も後半予定が忙しく、俺が入れないときは、頼りになる「Yo!Hey」がみんなをまとめてくれて非常に助かった!
最初軽く立ち位置やら出入りの確認を兼ねた通しリハを行い、気になる箇所をチェックし、即時に修正を入れる。
その修正を反映させた通しリハを行い、問題点がないことを確認し、今度は、踊りを含めたプレビュー的に通しを行う。
全部で5回の通しをやって本番前の準備は完了。この時まだ子供達は、実感がないんだろうな〜、はしゃぎまくっていた。この後の変貌が楽しみじゃ(爆
役場から会場までシャトルバスが走っていて、リハ終わりでとりあえず全員で会場へ移動。
会場となる「古戦場公園」は、リニモの「古戦場駅」の直ぐ側にある公園。
会場には屋台がならび、公園の中央に仮設されたステージで、プログラムが進行していた。
2時の本番までまで1時間半以上あるため、N.E.C.のメンバーで近くの喫茶店へしけ込む(笑
1時間ほど時間を潰して会場へ戻ると、どうやらステージがことのほか巻きで進行したらしく30分ほど巻いていて、後2組後に本番だって(汗
本番直線に、出演メンバー全員でパチリ!
子供達は、会場に入り、小さいながらもステージがあり、お客さんが沢山いて、その前で踊りを見せると言う現実を目の当たりにし、かなりの緊張状態に(爆
そしていよいよ、本番スタート。
まずチームの紹介が行われ、U-KeyとYoshi-Gがステージに板付き、曲がスタート!
ここまで来ると後は、曲が終わるまで止まらない(爆
俺はステージの正面の少し小高いところで、デジカメでムービー撮影しつつ、ステージを見守る。
約5分のステージ。みんな無事に踊りきってくれました!
ステージ袖に行くと、踊り終えた安堵
と、充実感でキラキラした目をした子供達が!
それだけでOKでしょう。言葉とかではなく、自分の身をもって、色んな事を彼女たちは感じ、そして学んだ。この経験こそが彼女たちにとって一番大切な物。
そんな中、一人の子が「もっと練習ガンバらなとダメですね〜」だって(笑
それは、俺に対する「お詫び」ではなく、自分に対する「戒め」の言葉。先生が作った振りで、踊っていたのであれば「お詫び」になってしまうけれど、今回は自分に対する「戒め」だ。でも、この言葉が出てくるのはとても大切。なぜならば、彼女は、これから「伸びよう」という意思があると言うことだから。
何はともあれ、色々あったけれど、本番無事に終わりました!
サポートしてくれた、N.E.C.のYo!Hey!、U-Key、メギー、Yoshi-Gありがとう!
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